*** 国際デーに関するユネスコからのお知らせです(事務局による仮訳)***

「国際母語デー」(International Mother Language Day)はバングラデシュが発案し、1999年のユネスコ総会で認定され、翌年より世界各国で記念されています。

ユネスコは、持続可能な社会の実現に文化と言語の多様性は欠かせないと考えており、平和の実現の使命の一環として、寛容と他者への敬意を育む文化や言語の多様性を保護することに取り組んでいます。

多言語および多文化社会は言語を通して伝統的な知識や文化を、持続可能な方法で伝達・保護することで存続しています。

言語の多様性は、多くの言語が失われていく中、ますます脅威にさらされています。

世界において40%の人々が、それぞれが使用する、あるいは理解する言語で教育を受けることができていません。しかしながら、多言語教育については、特に幼児教育におけるその重要性の理解が広がっており、また、公共生活においても多言語教育の発展への取り組みが進んでいます。

2024年の記念行事
本年の「国際母語デー」のテーマは Multilingual education is a pillar of intergenerational learning です。現在、2億5,000万人の児童、若者がいまだ学校に通っておらず、7億6,300万人もの大人が基本的な読み書き能力を身に着けていません。母語教育は、学習、読み書き及び他の言語の習得を可能にします。
ユネスコが主催する2月21日のイベントでは、質の高い学習の重要な要素としての多言語教育に関する2つのパネルディスカッションが行われます。

ユネスコHP「国際母語デー」(英):https://www.unesco.org/en/days/mother-language
ユネスコHP「国際デー」一覧(英):https://www.unesco.org/en/days