ユネスコ関連リソースを生かして全国・地域における持続発展的なネットワークの構築に取り組む「ユネスコ活動プラットフォーム共創ワーキンググループ」のメンバー全6団体を御紹介します。


公益社団法人日本ユネスコ協会連盟(NFUAJ:National Federation of UNESCO Associations in Japan)
「ユネスコ憲章」に賛同し、草の根のユネスコ活動の連盟体として1948年に設立されたNGOです。教育による平和の普及を目指し、持続可能な社会づくりとSDGs達成に寄与すべく、途上国の識字教育支援「世界寺子屋運動」や自然災害被災地での「災害子ども教育支援」、地域文化や自然保護・継承活動を支援する「未来遺産運動」等、国内外で活動しています。

日本ユネスコ協会連盟ホームページ


ユネスコスクール事務局(ACCU教育協力部内)
ACCU(Asia-Pacific Cultural Centre for UNESCO:公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター)はアジア太平洋地域の教育・文化の相互交流を促進する中核的センターとして1971年に設立されました。ユネスコの理念に基づき学校現場で教育活動を実践する国際的ネットワークである「ユネスコスクール」の日本における事務局運営では、加盟申請手続から加盟後の支援(研修会や講師派遣、学校間交流マッチング、定期レビュー実施等)まで多岐にわたりサポートしています。

ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)ホームページ
ユネスコスクール公式ウェブサイト


特定非営利活動法人日本ジオパークネットワーク(JGN:Japanese Geoparks Network)
ユネスコ世界ジオパークは、地球科学的価値の高い地質遺産の保護・保全、教育や防災、ジオツーリズム等により持続可能な開発を目指すユネスコの正式プログラムです。日本では、ユネスコ世界ジオパークに申請するために、まず日本ジオパークに認定される必要があります。JGNは、日本ジオパークに認定されている46の正会員* 、認定を目指す準会員、活動賛同者(個人・団体)のネットワークで、多様なステークホルダーの連携と活動を推進するプラットフォームです。
*…内10地域はユネスコ世界ジオパークにも認定(2023年5月現在)

日本ジオパークネットワーク(JGN)ホームページ


公益財団法人日本自然保護協会(NACS-J:Nature Conservation Society of Japan)
全国約8.5万人の会員・サポーターの支援に支えられた、日本で最も歴史のある自然保護NGOです。透明性・公平性を維持し、科学的な根拠に基づく自然保護活動を行っています。特に、一度失うと二度と元には戻せないかけがえのない自然環境を守る活動、絶滅危惧種とその生息地を守る活動、自然の恵みを活かした地域づくりを進める活動、また、自然とのふれあいの機会や守り手を増やす活動に注力しています。日本自然保護協会は日本の生物圏保存地域(ユネスコエコパーク)の支援を行う日本MAB計画支援委員会の事務局を担っています。

日本自然保護協会(NACS-J)ホームページ
※参考:生物圏保存地域(ユネスコエコパーク):文部科学省(mext.go.jp)


独立行政法人国立文化財機構アジア太平洋無形文化遺産研究センター(IRCI:International Research Centre for Intangible Cultural Heritage in the Asia-Pacific Region)
ユネスコのカテゴリー 2センター*として誕生した独立行政法人国立文化財機構の一組織です。主にユネスコの「無形文化遺産の保護に関する条約」の方針に沿って、アジア太平洋地域の無形文化遺産保護のための調査研究を促進し、当該分野の研究の充実を使命とする国際拠点として活動しています。
*…ユネスコの承認に基づき、その協力機関として設置された国際ネットワークの中核となる機関のこと

アジア太平洋無形文化遺産研究センター(IRCI)ホームページ


次世代ユネスコ国内委員会
2021年の日本のユネスコ加盟70周年に際し、国内ユネスコ活動に関する若者世代のネットワークを強化し、未来を担う若者からの声を我が国のユネスコ活動に反映するとともに、国際会議等における日本の若者からの発信力を強化するため組織され、2023年4月には日本ユネスコ国内委員会運営小委員会の下に正式に設置されました。現在は、2022年3月に策定した提言の実現のため、多様な地域及び団体等と協働し、ユネスコ関連事業への参画及びイベントの企画・運営等の活動を行っています。

次世代ユネスコ国内委員会:文部科学省(mext.go.jp)