こんにちは!SDGsプラットフォーム学生スタッフのじょにーこと、北条です!

10月25日(月)に第4回ユネスコ未来共創ダイアログが開催されました。

…?ユネスコ?未来?共創?ダイアログ…?なんじゃそりゃーーー!!!

そう感じられた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

何を隠そう、私も最初はちんぷんかんで脳内は???の状態だった一人なのです。(というか今も)

そんな私が登壇してしまった今回のダイアログ、いったいどのようなものなのか、ご説明いたします。

1.そもそもユネスコ未来共創ダイアログとは?

冒頭から登場している「ユネスコ未来共創ダイアログ」ですが、いったいどのような意味なのでしょうか…?

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大、自然災害や異常気象、人々の格差拡大や分断、日本でも外国でも、人と人との間で、人間と自然との間での、さまざまな課題に私たちは直面しています。一方、国際社会においては2005年から始まった持続可能な開発のための教育(ESD)、2015年から始まった国連持続可能な開発目標(SDGs)をはじめ、持続可能な社会づくりを目指し、全世界で国際的な協調による地球規模課題の解決に向けた取組が進められています。

このような状況の中、近年国内外でますます大きな注目を集め、取り組む人・組織も増えているSDGsの達成に向け、ゴールである2030年まで10年を切った今、世代や分野を越えた連携・協働を目指しませんか?

この「ユネスコ未来共創ダイアログ」は、主として教育や科学、文化の分野で世界平和やSDGsの達成に取り組むユネスコ(UNESCO:国連教育科学文化機関)の理念に沿って活動する、国内の様々な関係者の協働による社会課題解決を促進するための、文部科学省「ユネスコ未来共創プラットフォーム」事業の一環として実施いたします。

引用:【10/25(月) 参加者大募集!】令和3年度『ユネスコ未来共創ダイアログ』(第4回、通算第7回)を開催します!|ユネスコ未来共創プラットフォーム

 

ふむふむ…長いですね((

要するに、学校をはじめとする教育や科学、文化のシーンでSDGsをやったるぞ!と思っているのがユネスコで、仲間を集めるぞー!といった具合にいろんな活動をしている中の1つが「ユネスコ未来共創ダイアログ」なわけですね~。

ちなみに、幅広い世代が平和や社会課題解決活動という壮大なテーマを、身近なレベルに落とし込んで対話するのがユネスコ未来共創ダイアログなのです。

視聴者の皆さんは、ニ〇ニコ〇画のようにリアルタイムでコメントも飛ばせちゃうんですよ!

※SDGsについてはこちらの記事を参照

SDGsとは?|外務省 JAPAN SDGs Action Platform

2.企業とユネスコの関わり

ところで、10月のユネスコ未来共創ダイアログ(以下、ダイアログ)では何をやったの?と気になってくださった方、ありがとうございます!

今回はズバリ…「企業とユネスコの関わり」だったのです!

登壇者はコチラ

岡部さん:SDGsプラットフォーム/株式会社ヤマヲ 専務取締役

添石さん:沖縄県ユネスコ協会 会長/税理士法人添石綜合会計事務所 代表税理士

中澤さん:奈良教育大学 准教授

北条:大学3年生 jinjer株式会社で長期インターン生として、HR NOTE記事・メルマガ作成、jinjerマーケティングに従事

以上の個性豊かなメンバーが、それぞれの立場からユネスコと企業、そして自分との関わりを熱く語り合いました\(^o^)/

ここからは、登壇者3名のお話の紹介と、私の感想を述べさせていただきます。

2-1.「観光を学びの機会に」中澤さん

中澤さんは観光が学びになると語ってくださいました。

学校には「学習指導要領」というのがあって、それをもとに先生は授業を教えますが、卒業して大人になってしまえば、児童や生徒はわかりませんよね?

例えば、円周率が3.14の時代もあれば、3の時代もあるように、教育の内容は変わりますが、学校の勉強というのは大人になるとなかなか更新されないものです。

そんな中、学びの更新に活躍してくれるのが「観光」だと中澤さんはおっしゃいます。

奈良と言えば東大寺を想像する方も多いと思いますが、現地にある案内板を読めば、なぜ東大寺が建立されたのかがわかります。

東大寺の場合は天然痘という感染症の流行を鎮めるためにつくられたもので、それが今のコロナ禍と繋がるよね!という見方ができるということでした。

このようなケースを活かして、観光から社会に問いかけることで、多様な価値観や経験から問の理解度を深めることができるのです。

観光を「ただのエンターテイメント化」するのではなく、「学び直し」の機会にすることで、持続可能な教育(=ESD)に繋がるというお話をしてくださいました。

2-2.「沖縄の課題を、地域との連携で解決へ」添石さん

添石さんは沖縄の課題、特に文化や芸術に関わるものの解決のために日々活動していらっしゃいます。

なぜ、このような課題解決に向き合おうと思ったのでしょうか?

添石さんは、前職で人権擁護委員をされていました。

そこでは「死にたい」「暴力を受けていて辛い」「殴りたくないのに…殴る手が止まらない。」といった悲痛な叫びが毎日のように寄せられていたそうです。

また、若者の自殺が多いというデータもあり、「このままではいけない!」と強く感じたことから、現在の活動に至ります。

沖縄をはじめ、地域の課題を解決する際のキーワードは「連携」。

地域と学校が連携し、みんなで子供たちを育てること、企業と地域が連携し、地域に貢献する事業及びボランティアなどの活動をすることが、地域の課題解決に繋がるそうです。

しかし、地域では技術者や老舗店の後継者不足が課題になっていることが多くあります。

学生は大手や公務員を目指し安定を求める傾向がありますが、零細企業と学生のマッチングを行うなどの対策が必要というご意見もいただきました。

 

2-3.「外国人と日本人が安心して働ける企業体質を目指す」岡部さん

岡部さんは企業における多文化共生について語ってくださいました。

近年、日本には多くの外国人労働者がいらっしゃいます。きっと皆さんもコンビニなどで見かけたことがありますよね?

せっかく日本を選んでくれた外国人の方々に、会社が丁寧な対応ができなかったら?居心地が悪い職場にしてしまったら?日本人と相互理解をできるよう努めなかったら?

きっと、外国人の方は日本にネガティブな感情・印象を抱いてしまうことでしょう。

そこで、岡部さんはおっしゃいます。「外国人と日本人が安心して働ける企業体質にしていくことが大切」と。

また、多文化共生に限らず、すべてのビジネスは「社会課題→ビジネスモデル→解決・自社利益」という流れにならないと意味がないともおっしゃっていました。

地球温暖化やグローバル化、人口減少、DXなど、さまざまな社会変化が起こる世の中でには、様々な課題が存在しています。

その課題のうち、どれかをもとにしたビジネスモデルでなければ、これから先の時代では意味がなく、共感を得ることも難しいでしょう。

「思考は実現する」という考え方をモットーに、私たちは持続可能な社会を目指して活動していかなければなりません。

 

3.「まとめ」という名の筆者の感想

以上が、登壇者3名のお話をザックリまとめたものでした!

やはり、他の方のお話はちょっと丁寧に紹介させていただいた方が良いかなという、真面目さというよりは臆病な部分を発揮しております(笑)

登壇者の方々のお話を聞いて、私が最も衝撃だったのは、添石さんの「企業は地域に生かされている」という言葉でした。

私は、労働力を会社や組織に提供することで、対価として報酬をいただくことこそ正義だと考えていました。

もっといえば、「ボランティアは労働力の安売り」とまで考えていたんですね(過激派)

しかし、地域の方々がいてこその会社。地域の人々の共感や応援が無ければ、どんなに素敵な事業であっても成り立ちませんよね。

特に、SNSが発達する現在では、炎上も簡単に引き起こすことができてしまいます。

そういう時代の中で、ビジネスを成り立たせるには、やはり社会課題解決に貢献していることが重要なのだと思います。

ところで、この記事を読んでくださっているそこの貴方…

やってますか?!社会課題解決活動!!

まだやっていない!という方でも、もうやっている!という方でも、SDGs並びにユネスコに共同することは、大いに社会課題解決活動に繋がります。

まずはダイアログを見てみるところから!(お菓子食べながらでもOK☆)始めてみませんか?

まだ見ぬ素晴らしい明日を、私たちと一緒に作りましょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。