1月24日は「教育の国際デー」(International Day of Education) です。
この国際デーは、平和と発展に重要な役割を果たす教育を記念し、2018年12月3日の国連総会にて制定されました。
インクルーシブ(包摂的)で公平な質の高い教育と生涯にわたる機会がすべての人々に与えられない限り、各国はジェンダー平等を達成することも貧困の連鎖を断ち切ることもできず、何百万もの子どもや若者、大人たちが取り残されてしまいます。
現在、244万の子どもや若者が学校に行くことができず、771万人の大人が読み書きをすることができません。若い学習者の中には基礎学力、読み書き・計算能力の危機に陥っている人もいます。617万の子どもや若者が読むことや基本的な計算ができません。また、サハラ以南では、中学校を卒業することができる女子生徒は40%未満にとどまり、400万もの難民である子どもや若者が学校に行けていません。このように教育を受ける権利が侵害されるのは、容認できることではありません。今こそ教育を変革する時です。
5回目となる今年の教育の国際デーのテーマは ”to invest in people, prioritize education” です。2022年9月に開催されたUN Transforming Education Summit(国連教育変革サミット)にて生み出された世界的な気運を足掛かりに、本年は教育をめぐる強力な政治的動員を維持し、公約や世界的なイニシアティブを行動に移すための道筋を示すよう呼びかけます。世界的な景気後退、不平等の拡大及び気候危機を背景に、すべての持続可能な開発目標(SDGs)の達成を加速するためには、教育を優先しなければなりません。
ユネスコスクールの国際指針では、年に2回以上国際デーを記念することが加盟継続の条件とされています。「教育の国際デー」を取り上げ、本テーマでSDGs達成に向けた取組をしてみませんか?