5月16日は「光の国際デー」です。5月16日は、米国の物理学者であるセオドア・メイマンが1960年に初めてレーザーを発することに成功した日であり、この日を記念して2016年、ユネスコの執行委員会が「光の国際デー」を定めました。
光の研究は、期待の集まる代替エネルギーの発明、命を救う診断技術や治療法の前進、光速インターネットの開発など、社会の変革と宇宙に対する理解の形成を促進してきました。これらの技術は、1015年に発行された、独創性に富むイブン・ハイサム著の「光学の書(Kitab al-Manazir)」に始まり、我々の時間と光に対する認識を変えた20世紀初頭のアインシュタインの研究を含む、何世紀もの間行われてきた光の性質の基本的な研究を通して培われました。
光の国際デーは、光が科学、文化、芸術、教育、そして持続可能な開発、及び医療、コミュニケーション、エネルギーといった幅広い分野の中で果たす役割を記念する日です。また、世界各国の様々な社会のセクターが集まり、科学、技術、芸術と文化が、ユネスコの目標である平和な社会の土台の構築の達成に向け、どのように貢献できるかを示す活動に参加する機会です。
ユネスコスクールの国際指針では、年に2回以上国際デーを記念することが加盟継続の条件とされています。「光の国際デー」を取り上げ、本テーマでSDGs達成に向けた取組をしてみませんか?