*** 国際デーに関するユネスコからのお知らせです(事務局による仮訳)***
「国際母語デー」(International Mother Language Day)はバングラデシュが発案し、1999年のユネスコ総会で認定され、翌年より世界各国で記念されています。
ユネスコは、持続可能な社会の実現に文化と言語の多様性は欠かせないと考えており、平和の実現の使命の一環として、寛容と他者への敬意を育む文化や言語の多様性を保護することに取り組んでいます。
多言語および多文化社会は言語を通して伝統的な知識や文化を、持続可能な方法で伝達・保護することで存続しています。
言語の多様性は、多くの言語が失われていく中、ますます脅威にさらされています。
世界において40%の人々が、それぞれが使用する、あるいは理解する言語で教育を受けることができていません。しかしながら、多言語教育については、特に幼児教育におけるその重要性の理解が広がっており、また、公共生活においても多言語教育の発展への取り組みが進んでいます。
2025年の記念行事
本年は「国際母語デー」の25周年にあたります。この節目は、言語の多様性を保護し、母語の使用を促進するための四半世紀にわたる献身的な努力を浮き彫りにする一方で、その成果を振り返り、コミットメントを新たにし、文化遺産を保護し、教育の成果を向上させ、より平和で持続可能な社会をつくるうえでの言語の保護が果たす大切な役割を強調する重要な機会となります。
ユネスコ本部が開催するグローバルイベント”Languages matter: Silver Jubilee Celebration of International Mother Language Day”は、2030年までに、より包摂的で持続可能な社会を構築するために、言語多様性の進展を加速させることの緊急性を強調します。
ユネスコHP「国際母語デー」(英):https://www.unesco.org/en/days/mother-language
ユネスコHP「国際デー」一覧(英):https://www.unesco.org/en/days