2023年9月3日(日)、関東ブロック・ユネスコ活動研究会が東京で開催されました。全国のユネスコ協会・クラブは、地域ごとに北海道・東北・関東・中部東・中部西・近畿・中国・四国・九州の9ブロックに分けられています。そのうち東京都は、栃木・茨城・群馬・埼玉・千葉とともに「関東ブロック」に属し、毎年「関東ブロック・ユネスコ活動研究会」を開催しています。今年度のテーマは、「Together for Future 国や文化、あらゆる違いを越えて心に平和の砦を築こう!」です。そのうち、次世代ユネスコ国内委員会のメンバーは、青年たちが中心となってユネスコ活動において連携し学び合う「関東ブロック・ユネスコ青年活動研究会」に参加しました。

研究会では、民間・地域のユネスコ協会で活動している青年や、大学のユネスコクラブに所属する青年が集まり、「教育の未来」、「異文化理解」、「地域の文化遺産を未来へ」をテーマにそれぞれの活動紹介とユネスコ活動に対する思いを発表し合い交流を深めました。「そもそもユネスコ活動とは何なのか」から問い直し、自分たち自身も「なぜユネスコ活動に携わるようになったのか」を振り返り共有しながら議論を進め、今後ユネスコ活動の輪を広げていくためにどのようなことができるのかを考えました。

【イベント参加を経て 】

「ユネスコ活動」と聞くと、難しそう…何をしたらいいかわからない…というイメージをもつ方もいるかもしれません。しかし今回「ユネスコ活動」を見つめ直した時、イベントを開催したりと目に見える活動をすることだけでなく、日々の生活で「自分たちの未来について考える」や「平和について考える」といったことも「ユネスコ活動」に含まれるのではないかという意見が出ました。ユネスコ活動は決して特別な活動ではなく、世界の誰にとっても参加できる、もしくは既に参加しているものです。私たち次世代ユネスコ国内委員会は、ユネスコ活動の魅力をユース(同世代)に伝え活動の輪を広げていることを目指しています。その中で、より多くのユースがユネスコ活動への興味関心をもってもらうよう活動すると共に、皆が既に日々取り組んでいるであろうユネスコ活動に気づき、その意義や目的を再認識できるような機会を届けることも大切にしていきたいと思いました。

また今回の研究会は、ユネスコ活動に取り組む同世代の仲間がいることに気づき、互いの活動発表を踏まえてそもそも”ユネスコ活動とは何か”に立ち返り、今後のユネスコ活動の着想を得るきっかけとなりました。次世代ユネスコ国内委員会としては、このような機会を地域・国を超えて作りたいと思います。またその機会は一度きりのイベントにとどまらず、持続的につながりを保てるようなコミュニティの構築も意識していきたいと思いました。

DATA  
イベント名 関東ブロック・ユネスコ活動研究会 in 東京「Together for Future 国や文化、あらゆる違いを越えて心に平和の砦を築こう!」
開催日時 2023年9月 3日(日)13時~17時30分
会  場 青山学院大学
執  筆 次世代ユネスコ国内委員(2023年9月現在) 小林真緒子

 

記事をシェアする